女性ヘルスケアについて
- ①妊娠・分娩に関連した周産期医学
- ②不妊症やホルモンに関連した領域の生殖内分泌学
- ③婦人科がんなどの腫瘍を扱う婦人科腫瘍学
の3つの柱からなっていましたが、近年、4つ目の柱として女性医学(女性ヘルスケア)が認定されました。
「女性ヘルスケア」はこれまでの周産期医学、生殖内分泌学、婦人科腫瘍学の3つの独立した領域を有機的に結びつける土台として確立された医療および学問であり、すなわちすべての領域に必要なものです。 今後ますますこの分野の重要性が示されていくことになると考えます。
思春期
思春期とは、子どもが大人へと成長するための移行期間を指し、8歳頃から17、18歳頃までの時期に相当します。
思春期の終わり頃には2次性徴は終了し、排卵性の性周期を獲得しています。
思春期にみられる症状・疾患としては、月経痛や無月経あるいは不正性器出血などの月経異常が多いのですが、子宮内膜症など治療が必要な状態の場合もありますので、気になる症状がありましたら、当科を受診してください。
内診はせずに、お腹の上から超音波検査で診察しますので、ご安心ください。
できたら、お母様とご来院いただけると嬉しいです。
よくある質問
- Qまだ小学生ですが、生理が開始していたら、小児科ではなく婦人科を受診したほうがいいのでしょうか?
- Aはい。内診はもちろんしません。お腹の上から超音波検査をします。
- Q本人が診察は一人で受けたいというのですがいいでしょうか?
- A18歳未満の方は、少なくとも初回の診察は、保護者と同伴をお願いいたします。
- Q生理中でも腹部エコーはできますか?
- Aできます。
更年期
閉経前後の5年間を併せた10年間を「更年期」といいます。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気を伴わない ものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」といいます。
更年期の中でも、より症状が激しい期間は、閉経前後の2~3年ほどです。
更年期障害の特徴の一つは、身体症状や精神症状など症状が多彩なことですが、これらが他の病気による症状ではないことを確認する必要があります。
更年期障害ではない病気が疑われる場合には、他科へご紹介いたしますので、まずは、当科へご相談ください。
よくある質問
- Q更年期症状とはどんなものですか?
- A人によって違いますが、ホットフラッシュ(首から上の火照り)や関節痛、寝汗、夜中に目が覚めてしまう、疲れやすいなどが一般的な症状です。
- Q更年期検査とはどのようなものですか?内診はありますか?
- A内診もあります。超音波検査で子宮の大きさをみたり、卵巣に卵胞が残っているかを見るためです。血液検査もします。
- Q更年期症候群の診断がつくのに、どのくらいかかりますか?また、治療法はどんなものがありますか?
- A診断自体は、診察中におおよそつきます。治療方法としては、漢方薬やホルモン補充療法(ジェルタイプやパッチタイプ、内服薬)があります
- 理事長・院長
- 瀧澤慎
- 診療科目
- 産科(分娩なし)、婦人科
- 住 所
- 東京都港区高輪3-8-17
メディカルプライム高輪3F - アクセス
- 都営浅草線 高輪台駅から徒歩1分
白金台駅から徒歩12分
五反田駅から徒歩13分
品川駅から徒歩14分